match(regexp) は、Javascriptの文字列オブジェクトのメソッドの1つで、正規表現とマッチする部分文字列を取得することができます。
match() メソッドは、正規表現を引数として受け取り、その正規表現にマッチする部分文字列を含む配列を返します。返される配列の最初の要素は、マッチした全体の文字列であり、それ以降の要素は、正規表現にマッチしたグループの文字列となります。
以下に、match() メソッドの使い方の例を示します。
const string = "I have 3 apples and 2 bananas.";
const pattern = /\d+/g;
const result = string.match(pattern);
console.log(result); // ["3", "2"]
上記の例では、string の中から数字を抽出するために、正規表現 /d+/g を作成しています。そして、match() メソッドを用いて、string の中で正規表現にマッチする部分文字列を含む配列 result を作成しています。結果として得られる result 配列には、string 中に含まれる数字 “3” と “2” が含まれています。
注意点としては、match() メソッドは、正規表現にマッチしなかった場合には null を返しますので、返り値の配列の要素が存在するかどうかを事前にチェックすることが必要です。また、正規表現に g フラグをつけてマッチングを行う場合には、マッチした部分文字列が配列に格納されます。フラグをつけない場合には、マッチした全体の文字列が配列に格納されます。