URI(Uniform Resource Identifier)は、リソースを一意に識別するための文字列の形式です。Web上のリソース(Webページ、画像、音声ファイル、動画など)を示すことができます。
URIは、次の3つの部分で構成されます。
- スキーム(scheme):識別子の種類を示す部分で、URIの最初の「:」までを指します。たとえば、http、https、ftpなどがスキームとして使用されます。
- パス(path):リソースの場所を示す部分で、スキームの後に続く「/」から始まる部分を指します。たとえば、Webページの場合、パスはURLで示されるドメインの後に続く「/」から始まる部分になります。
- クエリ(query):リソースに関する情報を示す部分で、パスの後ろに「?」が続く部分を指します。たとえば、検索ワードやフィルタ条件を示すことができます。
例えば、以下のようなURIがあります。
https://example.com/search?q=JavaScript
このURIにおいて、スキームは「https」、パスは「/search」、クエリは「?q=JavaScript」となっています。URIは、Web上のリソースを特定するために使用され、Webブラウザなどのアプリケーションによって解釈されます。
目次
URLとはどう違うの?
URI(Uniform Resource Identifier)とURL(Uniform Resource Locator)は、似たような概念であり、しばしば混同されていますが、厳密には異なるものです。
URIは、リソースを一意に識別するための識別子の形式で、リソースの場所を示すだけでなく、識別子の種類を示すスキームやクエリなどの情報も含まれます。URIは、Web上のリソースを示すだけでなく、電子メールアドレスやファイルパスなど、Web以外のリソースを示すこともできます。
一方、URLは、Web上のリソースの場所を示すURIの一種です。URLは、スキーム、ドメイン名、パス、クエリパラメータなどを含み、WebブラウザがWebサイトやWebページにアクセスするために使用されます。
つまり、URLはURIの一部であり、Web上のリソースの場所を示す特殊なURIとして考えることができます。