受験準備から合格までは別の記事「PMBOK 6版 PMP試験を受験して、2回目で合格しました。」にまとめましたが、こちらではどうやって勉強したのか、というのを思い出す限りメモとして公開したいと思います。
前提条件として、私は情報システムの開発・保守業務を通算15年ほど経験しています。また、ユーザ側の情報システムに関係する業務については15年の経験があります。現在(2019年)は情報システムの開発手順を整備したり監査をしています。
さて、本題に入ります。
当初は、PMP受験資格に必要な35時間の研修を受講しました。
この研修では最後に模擬試験を行い、その結果で合格確率を判定されるのですが、私は50%以下の合格確率ということでした。
研修直後にPMIに登録して、試験を申し込みましたが、年末年始をはさんだので、研修から1ヶ月以上すぎた2月初旬に、初回の試験を受ける事になりました。
年末年始の休暇中に少しでも勉強をすればよかったのですが、キャンプに行ったり、家事都合がいろいろとあり、ぜんぜん勉強をする事がありませんでした。
テキストを開くことも無かった!
そして、2月の受験では、前日に参考書を死に物狂いで読み込んだだけで受験したため、不合格に終わりました。
それは、研修の最終模擬試験のときと変わらないような結果でした。
(研修直後から何も勉強していないから当たり前)
そして、2回目の試験では絶対に落としたくないという気持ちが大きくなってきました。何故なら、あたまの片隅にこれがある限り、他の事に集中できないから、さっさと終わらせたいと思ったからです。
2回目の受験は、初回の不合格から一ヵ月後に設定しました。しかしながら、日々の仕事や家事の忙しさから、なかなか学習する時間が確保できてはいません。
会社の同僚から教えてもらった、プチマナというインターネットの問題集の合格編を契約して、 ほんとうに、少しづつ、問題集を解いていました。(一週間で20問くらい)
試験が近くなった2週間前から参考書を読んだり、プチマナの問題を一日に10問くらい解くようになりました。
そして、今回は試験日を月曜日に設定したので、試験前の金曜日から金土日の三日間で集中的に勉強をして、試験に挑むことにしました。
金曜日を有給休暇で休みにして、一日のタイムスケジュールを決め、プチマナの練習問題を、金曜土曜で500問、それに加えて、日曜日は午前中に参考書を読み込み、研修で使った200問の問題集を解きました。
朝8時から夜8時まで、休憩は50問回答するごとに10分休憩するのと、昼に1時間、夕方に1時間でした。これを3日間。
EVMやインセンティブ契約関係の計算式は前回の試験のときに暗記してあったので、それらは今回は試験の直前で再度確認するだけにしました。
前回落ちたときに苦手だった箇所を中心に問題を解いて、間違ったところの解説をよく読みました。
肝心なのは、自分の中で PMBOKの全体像をしっかりと組み立てることだと思いました。
それから、ITTO表。
さらにいうと、ITTOでも、詳細について把握しておくことが重要です。
たとえば、終結プロセスではアウトプットとして、プロジェクト文書更新版がありますが、試験に出るのは、その中に含まれる教訓登録簿なのです。
ツールと技法はできるかぎり、どこで使われるのか、そのツールや技法がどういったものなのかは、しっかりと把握するようにしました。
プチマナ は、良くできているし、安価でしたし、一番良かったのはパソコンで学習できるという手軽さです。
一問ずつ正誤判定がされるので、間違ったときにすぐに確認して覚えていくことができました。私には合っていました。
受験直前で、この問題集の10問で1ユニットとされているものが、苦手な箇所は最低でも6問以上正解できるように、得意な箇所は8~10問が正解できるようになりました。
以上「PMP試験に合格しました。それまでに、どうやって勉強したかのメモを公開します。」でした。