なぜなぜ分析といえば有名な「”なぜ”を5回繰り返す」というもの。
しかし、この言葉だけを信じて、その場で思いついた「なぜ」を5回繰り返しても、的を得た真因を導き出すのは難しい。
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目次
真の再発防止策が導き出されているか?
導き出した真因が、”作業者の不注意” や、”手順を守っていない” などで、再発防止策が ”注意喚起” となっていないだろうか?
”注意喚起”という再発防止策では、現実問題として同様の問題が再発しそうですよね。
それでヨシとする空気は”なぜなぜ分析した”という事務手続き処理が終わっただけというやらされ仕事だ。
実践的なぜなぜ分析
先日、マネジメントダイナミクス小倉氏の「なぜなぜ分析演習付きセミナー実践編」を受講して感動した。
とても論理的かつ実践的。
(1)いきさつフロー図を使って、状況を分析する。
(2)誰のためのなぜなぜ分析かを決める(現場担当者なのか、管理者なのか、経営者なのか、)。
(3)発生した事象を捉える(いきさつフロー図の時間軸の中から問題となった事象)。
(4)時間軸を遡るようにして、”なぜ”を導き出していく。
(5)”~に気づかなかった。”というなぜを用いる。
(6)抽出した”なぜ”を逆から読んで整合性を確認する。
(7)”時間が無かったから” や ”新人だったから” というのは”なぜ”ではなく、前提条件とする。
ポイントとしては上記に挙げた例であったが、詳しくは、ぜひ、小倉氏のセミナーを受講していただきたいと思う。
同内容の書籍はこちら
以上、「5回繰り返さない、「なぜなぜ分析」」でした。
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